消防団の役割も変わってきている
火事現場で、消防署と共に消防団も補助的な役割をしています。
しかしながら、消防団の活動は様々増えてきています。
変わる消防団の役割
火事現場以外の対応力も必要
※出典 消防庁
消防団の主な業務は消防防災活動。
火事現場だけでなく、近年は様々な災害に対応しています。
例えば千葉県を襲った台風の際は、住民の避難所への非難の呼びかけや、
土嚢を作成したり、道路を塞いだ倒木の撤去も行いました。
地震や風水害の時は、いつでも動けるように待機をしています。
この様に、火事場以外にも活動する事が多くあります。
実際に現場で必要とされる講習がされていない
残念なことに、即時対応を行う上での講習は行われていません。
※山武市の場合
その為、団員が他の団員に消防車の使い方を教えたり、
無線機器の使い方や、ホースの使い方などを教えます。
外部講習で習うのは、チェーンソーの使い方位です。
操法大会の練習は即時対応とはかけ離れているため、実際の火事現場には対応していません。
というのも、操法大会で行うのは川などの水利から水を取り、ホース二本で消火する方法です。
現在は水道網の発達により、消火栓から水利を取ることが大半で、防火水槽から水利を取るのは少なくなっています。
また、消防車からホースを二本出して消火する事は消防団ではごく稀で、管理人も過去に一回しかありません。
服装点検も行っていますが、そもそも火事現場では服装は決まっていて、
しかもいちいち服装なんて気にする余裕はありません。
今後の消防団活動について
お金の問題とか操法大会とか色々言われていますが、
現役の消防団としては、国には以下の事をお願いしたいです。
・消防団の活動範囲の明確化
・活動内容に沿った各種講習にマニュアルの整備
当たり前ですが、これが出来ていません。
別に訓練が嫌だとは思ってなく、むしろ実際の活動に役に立つ訓練だったら積極的に受けたいです。
実際の活動の役に立っていない儀礼的な物が多いので、消防団活動に疑問を持ている人が多いと感じます。
国には是非現場で役に立つ消防団員育成をお願いしたいです。
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