今年も梅雨明けが遅かった…
7月も末になってきているのに、
梅雨が明ける気配がしません…
2019年も梅雨明けが遅かったですが、
それ以上に遅くなりそうな気配がします。
病気対策が本格化してきました
すでに穂は出ています
8月2日現在で、だいぶ穂は出ています。
この時点でようやく梅雨が明けた状態でした。
あと一週間梅雨明けが遅れたら、病気&害虫の餌食になります。
第一の脅威、いもち病
※出典 ウィキペディア
カビの一種であるいねいもちカビの感染をキーに発症します。
※出典 ウィキペディア
カビから発症するので、長雨の様な状況ですと発症確率があがります。
ですので、長梅雨&低温が続くと発症確率が高くなります。
いもち病にかかると十分な登熟(実が熟して成熟する事)が出来ない為、
収穫量がガクンと落ち、実がだめになるので食味もガクンと落ちます。
昔からコメ農家では、特に気を付けないといけない病気です。
対策としてはいくつかあります。
1.薬をまく
穂が出てきたあたりで、薬をまくことが多いです。
顆粒状の薬をまきますので、
最近はドローンを使用していたりして、
出来るだけ負担にならないように工夫したりしています。
2.草刈り
畔際の草刈りをして、風通しを良くすることも大事です。
稲を乾かすことが重要です。
草刈りもなかなか重労働なので、
軽減する方法が模索されています。
あとは、窒素分の多い肥料を使用していたりなど、
色々な原因もありますが、とにかく長梅雨が一番の致命傷です。
そして品種によってはいもち病の耐性もかわり、
みんな大好きコシヒカリが、特にいもち病に弱いです。
管理人も作っているのはコシヒカリなので、
2年連続の長梅雨で肝を冷やしました。
第二の脅威、カメムシ
※出典 ウィキペディア
とにかく悪臭を放つこいつですが、
農作物にとっても特に被害の大きい害虫です。
茎などに針みたいな口を差し込み、養分を吸ってしまうので、
生育不調になります。
若い稲穂を吸われてしまうと、茶色くなり、生育不足になります。
主に殺虫剤を使用した対策をしますが、
時期がいもち病と一緒なので、効能がセットになったものが使用されます。
実は2020年の冬が暖冬だったため、カメムシの数が激増しています。
暖冬の影響でふ化する確率が高くなりました。
西日本では被害が出ているとのことなので、
東日本に広まるか非常に心配です。
長梅雨が明けようやく日差しが出てきました。
病虫害被害がなく稲刈りできることを切に願います。
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