田舎は仕事が少ないって本当?
都会と比較し、田舎は仕事が少ないと言われています。
仕事がないわけではないのですが、
都会とは仕事の内容が違ってきます。
田舎の仕事事情!
田舎の仕事の特徴
特に例を挙げると以下となります。
基本的に言われているのが、
「手に職があると強い」です。
これは都会と比較し、総合職や事務系の仕事が少ないのもあります。
また、都会よりも人が少ない為、必然的に少数精鋭となります。
田舎の場合、専門的な知識があると、
都会と比較し専門家が少ない分、非常に強みとなります。
・看護、介護関連
田舎に限らず、看護師や介護士は人手不足です。
老人人口の多い田舎ですと、介護士の需要が増えています。
また、看護師も相対的に不足しています。
これらの職業は、需要が高くなります。
・整備士関連
田舎ですと必然的に車社会となる為、
車両を扱う仕事が多くなります。
車のディーラーも数多くあり、
また、整備工場も結構な数があります。
・大工
これも最近は人手が少ない仕事の一つです。
田舎は公共事業もありますが、如何せん人手不足です。
また、田舎は土地柄一軒家を立てる所も多いのですが、
人手不足で順番待ちの所があります。
また、工務店なども多い為、
電気関係や溶接などの資格があっても良いでしょう。
・ドライバー
工場が立地している環境ですと、
大型のドライバーの手が必要となります。
場合によっては、一次産業の配送にも一役立ちそうですね。
また、バス等の運転手も考えられます。
田舎ですと鉄道網が弱いため、バス路線を使用する事もあるでしょう。
・代行運転
都内だと駅近に居酒屋がありますが、
田舎だと公共交通機関から離れた所に、飲食店が数多くあります。
車で飲食店に行くので、帰りに代行運転を使用する事が多くあります。
※飲酒運転はだめですよ
・公務員
田舎のお仕事の代表格と言えば公務員ですね。
とある地方では、給与を抑える代わりに採用者を増やし、
地方の雇用確保をしている所があります。
・一次産業
田舎で仕事と思われる物の筆頭ですね。
その土地柄にあった色々な物があります。
特産品などもありますね。
ただ、土地や漁業権などの事もあり、
知識や経験に初期費用が掛かる為、
新規参入がなかなか難しい分野でもあります。
・観光業
観光地の場合、様々な観光に関する仕事があります。
宿泊地や、イベント会場、交通手段に飲食店等々。
田舎に向かない仕事
必然的に田舎だと向かない仕事があります。
主に人口や交通関連が要因となりましょう。
ただ、向かないだけであって、出来ない仕事ではないのもあります。
・営業関係
人口の絶対数が少ないので、
営業関連は苦戦を強いられます。
そして田舎には、巨大なツートップが存在します。
それがJAグループと日本郵政です。
車の保険等もできる為、相当厳しい状況です。
・百貨店関連
都心でも大型店は閉店が続いていますが、
田舎でも郊外店舗が大きな力を持っています。
・研究職
これは大学などの高等教育機関が地方にはない為となります。
海洋研究所など、地方独自の研究機関はありますが、
大半は、地方では研究職は難しいでしょう。
・国家公務員
これも必然的に都内になりましょう。
各省庁の設置個所が都心が殆どですね。
地方整備局や法務局等もありますが、
メインは都心となります。
・芸能活動
これもTV局や各種スタジオなどが都内の為、
必然的に都心部が中心となります。
地方に住んでいて必要時に都内に行くスタイルもありますが、
交通機関がある程度良くないと厳しいですね。
ただ、最近は配信が手軽に出来る様になってきているので、
自主制作系は田舎でも可能性は大いにあります。
・娯楽関連
これも人口が影響していますね。
映画館にボーリング場にアミューズメント施設…
田舎だと採算が合わないでしょう。
唯一例外がパチンコ店です。
田舎にもパチンコはいっぱいありますよ。
これから田舎で可能性のある仕事は?
色々なサイトでも田舎の仕事の可能性について、載せているものがあります。
管理人の考えも入っていますが、
例として以下の様に考えています。
・IT系の仕事
ネット環境が整備されているのが条件の場合、
IT系の仕事は田舎での導入のハードルが下がります。
デザイン系であれ、プログラムなどの技術系であれ、
必要なものはPCとネット環境となります。
会議などもSkypeなどで実施する事が可能となる為、
都心に縛られる必要がなくなります。
都心の喧騒から離れる事により、
精神的にも落ち着いて仕事が出来る事もあります。
また、地震や災害等が比較的少ない地方の場合は、
データセンターが建設の候補として挙がる場合があります。
ただし、これらのIT系は前提条件があり、
既に技術を習得し、採算が十分とれている事となります。
というのも、田舎の場合は即戦力が必要となる為です。
都会の場合は案件等が豊富にあり、
初心者も十分に育つ環境があります。
しかしながら、田舎ではそのような環境はなかなか望めず、
即戦力が候補として挙がることが多いです。
都会と比較し、最新情報の入手が遅くなる可能性もあります。
また、その地域が最低でも光回線のネットがないと、
正直ネット環境的にもきつい所があります。
・特産品販売
これは、地方の埋もれている特産品を、
対外的に販売する事となります。
今やネットショッピングが発達し、
直接消費者に販売が可能となりました。
ひと昔前には、直接現地に行かないと購入が出来ませんでした。
※現地に行かないと入らないというプレミア戦略がありますが…
基本的にこの手の商売の場合、
購入相手は同じ地域ではなく、地域外の人となります。
田舎の場合、同じ地域だと販売圏が小さい為、
必然的に顧客が頭打ちとなります。
マーケティング次第となりますが、
商売としての可能性はあります。
上記2例はあくまでも参考ベースとなりますが、
キーワードが同じで、「同じ田舎内で勝負しない」です。
どうしても市場規模が小さいので、
同じ地域内の場合は、昔ながらの物が強みを持ちます。
対外的に対応する事が、
田舎で商売をする場合、これからの基本になると思っています。
勿論田舎内にない全く新しい産業の場合は、
既存産業と被りがないので、上手くいく可能性はあります。
その場合も、市場規模を考慮する必要がありますね。
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