台風15号で大規模停電!その時山武市は何が起こったか?

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忘れられた被災地になりかけた2週間でした

2019年台風15号が千葉県を直撃し、甚大な被害が発生しました。

停電被害が特に大きな影響を与えました。

山武市もTVで放映されましたが、停電がなかなか解消しませんでした。

いったい何が起きたのでしょうか。

なお、2019年9月29日現在、

山武市の停電は完全には解消せず、

各携帯キャリアの通信復旧車も、普通に見かけます。

 

台風の被害状況

台風が来る前

今回の台風は勢力が非常に強い台風でした。

過去関東を襲った台風としては、歴代最高レベルでした。

令和元年台風第15号 - Wikipedia

※出展 ウィキペディア

 

千葉市上陸時点で960hPaという、とても強い勢力でした。

そして、台風の中心から東側に入った千葉県で、記録的な暴風がおきました。

この暴風が、今回の記録的な大停電の要因となりました。

ただ、コンパクトにまとまった台風だったため、

台風が近づく直前まで、正直穏やかな天気でした。

強風域の時点では、特に雨も降らず、風もそこまでではありませんでした。

 

稲刈りは直撃する前に何とか出来ないかと、急いで行いました。

また、乾燥も前日の内に終わらせました。

これが結果的に吉と出ました。

また、車はガソリンだけは満タンにしておきました。

また、水も念の為買っておきました。

 

ちなみに山武市は避難準備情報も出ていませんでした。

台風が千葉に上陸

千葉県が暴風域に入った頃から、急激に雨風共に強くなりました。

時間は9月9日の午前0時頃でした。

携帯の防災アプリには常に激しい雨の予報が表示されていました。

そして午前5時頃に停電が発生しました。

最初は直ぐに復旧するかと思いましたが、

ここまで復旧に時間かかるとは思いませんでした。

停電により、通信状況も悪くなり、携帯もつながりにくくなりました。

情報がなかなか取れなくなっていくことに不安を感じ始めました。

しかしながら、外は暴風雨で外にも出ることが出来ず、

ひたすら自宅でこもっているしかありませんでした。

 

防災アプリで山武地区の作田川で氾濫の危険とあったので、

風より雨の方が問題かな?っと、最初は思っていました。

実際JR大網駅付近は、床下浸水になっていました。

9月9日、台風通過後

台風通過後、8時頃には雨は上がっていました。

風は相変わらず強くふいていました。

 

玄関を出て、周りを見渡して、

そこには変わり果てた状況が広がっていました。

 

家の庭は倒木だらけ

田んぼには大量の水が溜まっている

トタンや屋根瓦が飛んでいる家がいっぱい

勿論停電発生し、携帯の電波も悪い

 

一瞬立ち尽くしました。

幸いにも、母屋の被害はなかったので、

雨漏り等は発生していませんでした。

総武本線や東金線も運休で、仕事はお休み。

 

このままだと全く情報が入らないので、

車のラジオやワンセグをつけて情報を集めていました。

この時は、大規模な停電が発生しているが、

復旧は時間かからないかな?と思っていました。

 

9月9日12時頃

ふと防災無線が流れました。

「広域水道の施設が停電の為、断水の可能性がある」

そして、同級生から送られる、倒木や電信柱の折れたLINEの写真。

「これはまずい事になるぞ…」

 

先ずは、急いでお風呂に水を溜めました。

そして事前に用意していた水のペットボトルを準備しました。

 

9月9日15時頃

とうとう断水が発生。

停電もしているので、地下水をくみ上げるポンプも動かない。

そして30℃を超える気温。

熱中症の危険性も高まってきました。

 

9月9日18時頃

市役所などの施設で給水が始まりました。

しかしながら長い行列が発生し、水を受け取れるまで2時間近く。

その間熱中症などで、体調不良で倒れる人が続出。

自分は最初は並んでいましたが、途中で倒れた人を開放したのを皮切りに、給水やペットボトルの配布の手伝いを行いました。

 

その晩のご飯は、熱帯夜の中カップラーメンでした。

自宅がプロパンガスなので、かろうじて火は使えました。

火と水は重要だなと改めて感じました。

9月10日

停電断水は相変わらず続いていました。

この日は仕事に日中いっていました。

場所によって停電が回復していたので、これは場所によっては自宅も復旧するかな?と思っていました。

実際道路の反対側の地域は何故か停電が回復していました。

しかしながら自宅は相変わらず停電。

これは送電線がどこに繋がっているかによるものらしく、残念ながら、自宅は停電復旧対象外でした。

 

スマホで東電の停電情報を見ていましたが、相変わらずのとんでもない停電の数。

そして、車のワンセグでみた送電塔が倒れている映像。

ゴルフ場の鉄塔が住宅を直撃している映像。

成田空港で足止めされている人々の映像。

 

ここでちょっと疑問に思ったのが、

「あれだけ倒木があったのに、全然ニュースになっていない」

悪い予感があったのですが、これは現実となりました。

 

9月11日

東電が停電の復旧状況を公表していました。

この時点では、「13日以降で、10日はかからない」との予想でした。

ただ、地元の倒木や折れている電柱の数々を見ているので、

「絶対に無理だろう」

と思っていました。

 

そして、この日断水が解消しました。

広域水道の電気を優先に復旧していた模様で、思ったより早く回復しました。

しかしながら、一斉に水道を各家庭が使ったので、水圧は弱い状態でした。

 

この頃になると、とある箇所が大渋滞を起こしていました。

1つ目がコインランドリです。

洗濯ができないので、洗濯可能な営業しているコインランドリーが大渋滞でした。

遠くから来ている人もたくさんいました。

2つ目がガソリンスタンドです。

ガソリンスタンドに入るのも長蛇の車の列となっていました。

正直事前に入れておいて正解でした。

実は千葉市内など、並ばなくても入れられる個所はあったみたいですが、

そこまで行くガソリンの量もない状態でした。

 

また、この頃から携帯の電波が極端に悪くなりました。

基地局の予備バッテリーが枯渇したのが原因です。

自宅にいると圏外となりました。

何かあっても、外に出てかろうじて出ている電波を捕まえる必要がありました。

 

また停電の間、普段はTVをつけながら食事していますが、

懐中電灯の明かりの中で、ご飯を食べていました。

また、極端に娯楽が制限されるので、

ラジオを聞いて、ニュースなどの情報を集めたり、音楽を聴いたりしていました。

こうしたちょっとした娯楽があるだけで、随分と気が楽になります。

 

この時点で停電発生から連日の熱帯夜。

外でいる方が涼しい位、室内は蒸していました。

両親は熱中症に近い症状で、ダウンしかけていました。

 

9月12日

相変わらず電気は復旧せず。

水道は復旧したのですが、水が濁ったり、水圧が弱かったりしています。

 

この時点になると、旧山武町や豊岡地区を除くと、

山武市内も電気がだいぶ復旧し始めてきました。

また、県外の電力会社の車をこの頃より良く見始めました。

 

自衛隊による入浴支援が始まったのもこの頃です。

しかしながら、停電が続いている所になかなか情報が伝わらず、利用者は少ない状況でした。

おにぎりの配布などもしていましたが、

これも情報が伝わらず、受け取りに来る人は少なかったです。

 

9月13日

東電の電力復旧予定が更新され、愕然としました。

山武市は復旧に2週間かかるエリアとなっていました。

あの倒木の量からすると、復旧に時間かかるのは目に見えていましたが、

如何せん人員が足りませんでした。

自衛隊による倒木の撤去や、高齢者宅の屋根のブルーシート張りが開始されました。

 

そんな中、実家の停電が復旧しました。

自分は仕事で家にはいなく、突然の復旧だったらしいです。

溜まっていた洗濯物を実施したりしていました。

また、冷蔵庫の中身が全滅だったので、冷蔵庫の清掃も行っていました。

 

なお、電気は復旧しましたが、

基地局関連がまだ駄目だったらしく、インターネットは未だ繋がりませんでした。

 

また、山武市のHPに色々情報が載り始めたのもこの頃です。

ようやく色々な情報が入るようになってきました。

 

9月14日~15日

土日ということにより、ボランティアの募集も始まりました。

防災無線でもボランティアの募集を行っていました。

また、消防団でも見回りを行っていましたが、

屋根の修理が追い付いていない感じでした。

生活道路の倒木はだいぶ撤去されていました。

山間の地域は、未だに停電していました。

この頃から全国各地の電力会社の車を見かけるようになりました。

9月16日~19日

だんだんと停電箇所が復旧してきましたが、

停電が復旧したのに電気が来ないと相談があったりしました。

確かに地元は停電復旧しているのに、何でだろうと思っていました。

9月20日

とあるTVの報道番組に、

「山武市で隠れ停電」の題材で大々的に放映されていました。

幹線は元に戻ったが、引き込み線や変圧器が強風でやられている事のことでした。

山武杉の病気も報道がされていました。

9月21日~23日

東電の停電に関するHPに、引き込み線など停電が復旧しても復電しない場合のサイトが記載されました。

これにより、一気に停電が回復した地域もあります。

また、23日いっぱいで自衛隊による支援も完了し撤退となりました。

山武地区では未だに停電が復旧していない所もありますが、山武市の大半が復電しました。

確かに東電の予想通り、2週間以上かかったこととなりました。

 

 

今回台風により長期間停電が発生し、多大な影響が出ました。

水が出ないことにより、消火に3日かかった場所もありました。

普段水や電気が当たり前にあるので、使えなくなるとどれだけ不便か身に染みた形となりました。

また、事前準備があまり出来てなく、市もこれだけの大規模な災害は3.11以来となるので、初期初動も遅れた感じがありました。

台風19号の際は、今回の教訓が生かされ、かなりスムーズな事前準備が出来ていましたが、

台風は毎年来る可能性があるので、事前準備をしっかりする必要性を感じました。

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