千葉県は地震の発生回数はとても多いです!
2020年5月4日(月)と2020年5月6日(水)に、
千葉県で連続で震度4の地震がありました。
※出典 ヤフー防災
同じ千葉県で発生した地震ですが、メカニズムが少し違っています。
千葉県では複数のパターンの地震が発生する可能性があります。
千葉県の地震発生状況
どんな地震の発生パターンがあるか?
以前にも地震の発生についてまとめましたが、
この地震は千葉県東方沖を震源とするものです。
この他にも様々なパターンの地震が想定されています。
※出典 千葉県
大まかに分けると以下のものが出来ます。
・千葉県東方沖(日本海溝)
・九十九里地方のスロースリップ
・相模トラフ
・内陸(プレート内部)
それぞれの地震で特徴があります。
千葉県東方沖(日本海溝)
※出典 ウィキペディア
主に房総半島沖で発生する地震です。
大きくは日本海溝で発生する海溝型地震となります。
プレートが複雑に絡み合っている地域なので、
色々な要因の地震が発生することもあります。
東日本大震災の際の岩盤の破壊が茨城県沖で止まったのは、
この複雑なプレートが絡み合っている事が原因と言われています。
特徴として、地震による揺れよりも津波の危険性があるということです。
1953年の地震では、銚子で2〜3mの津波が観測されました。
大地震となると大津波が発生する可能性もあります。
九十九里地方のスロースリップ
※出典 ウィキペディア
過去にも紹介しましたが、
千葉の九十九里沖は、定期的に群発地震が発生します。
その要因がスロースリップ現象と言われています。
4年から7年くらいの間隔で発生し、
最大でマグニチュード4〜5、震度5弱の地震が発生する事があります。
スロースリップ地震が大地震の予兆ともいわれる事もあるようですが、
まだ、研究段階の予想となっています。
相模トラフ
※出典 ウィキペディア
相模トラフから房総半島南端にかけて連動して発生する地震になります。
関東大震災や元禄地震などがこのタイプにあたります。
フィリピン海プレートと、北アメリカプレートの沈み込む位置にあるため、
過去も巨大地震を繰り返して起こしていました。
関東大震災より元禄地震の方が規模が大きいと言われており、
九十九里の各地には、元禄地震時にどのくらい津波が到達したかの標識が数多くあります。
内陸5kmまで津波が押し寄せた記録もあります。
内陸(プレート内部)
※出典 ウィキペディア
南関東は、フィリピン海プレートに北アメリカプレートが沈み込んでいますが、
相模トラフ付近よりも北側で、マグニチュード7クラスの地震が発生する事があります。
地殻内やスラブ型、プレート間など、様々な地震が発生します。
千葉県東方沖地震はスラブ型、2005年の千葉県北西部地震は海溝型、
なまずの絵で有名な安政江戸地震も、このいずれかのタイプと言われています。
※出典 ウィキペディア
これらの地震はいわるゆ都市直下地震と言われていますので、
地震速報が実際の揺れに間に合わない事も懸念されます。
また、公共交通機関にも大きな影響が発生する可能性があります。
千葉県はさまざまなタイプの地震がいつ発生するかわかりません。
日頃の防災準備がとても重要となってきます。
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