九十九里では殆ど何もしていません
お盆過ぎには稲刈り終わって、
そのあと特にお米も作っているわけでもない田んぼ。
冬の間はどうしているのでしょうか。
冬の間の田んぼ
地方によっては二期作、二毛作をやっている所も
※出典 ウィキペディア
二期作は、一年に同じ農地で同じ作物を作ることで、
二毛作は、一年に同じ農地で違う作物を作ることです。
同じ作物を作る二期作の場合は、
生育する際の温度と雨量がポイントとなります。
稲はある程度の雨量と気温が必要なため、
通年通して気温が高い場所が二期作の場所になります。
代表的な場所としては、沖縄の石垣島などですね。
亜熱帯の気候です。
稲刈りした後に再度田植えする方法と、
稲刈りした茎を再生したひこばえを使用する方法があります。
ただ、減反政策も相まって、そこまで広く広まっていないのが現状です。
二毛作は育てる際に、育てる作物間の肥料の違いや土壌の排水性やpHなどが管理が必要です。
作物をうまく選定することにより、季節を問わず作物を栽培できます。
過去にはお米の裏作で麦が栽培されていましたが、
現在は野菜を栽培することが多くなりました。
玉ねぎやレタスに白菜、大豆など、
中には水を張ってフナなどの養殖を行う箇所もあります。
農機具や肥料の発達により、二毛作に適する土壌に出来るようになりましたが、
如何せん設備もそれだけ増えるので、専業農家でないと難しいです。
兼業農家の増加により、二毛作を行う農家も減少しました。
九十九里地方の場合
九十九里地方では、二期作や二毛作はほとんど行われていません。
冬の間は、何も作付けしていません。
その為、春まで田んぼをほったらかしにしている箇所もあります。
農家の高齢化によって、色々行う体力もないのでしょう。
管理人の田んぼの場合は、冬の間に土壌改良を行います。
秋に何回か田んぼをうなって、土壌の天地返しを行っておきます。
土が細かくなり、微生物の活動もよくなります。
そこに冬に肥料を入れますが、化学肥料と鶏糞などの肥料を併用します。
土壌の状態によって肥料を変えたりします。
今年は土壌改良として肥料に倒伏防止剤を追加しようと考えています。
コシヒカリはとにかく倒伏するので…今年は対策を早めにします。
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