普及するまではもう少しかかりそうです
農業を行うと、色々な機材が必要になります。
先端技術も活用が始まっていますが、
田舎な分、普及のスピードはゆっくりです。
農業用ドローンの普及の壁
農薬散布の歴史
※出典 ウィキペディア
農業用農薬散布や、肥料散布には、
昔は人力で行っており、大変な重労働でした。
今でも小規模な農場では、人力での散布が主流となります。
多くが背中に背負うタイプだったりしますが、
電動が進み、だいぶ楽になってきています。
ヘリコプターで一斉に農薬散布を行っていた時もありました。
一斉に広範囲に実施しますが、
農薬散布を実施する日は、登校中に農薬を被らない様に、
学校への登校が遅い時間になりました。
農薬がかかった車を、役場の職員が洗っていたりと、
目的以外の場所に農薬がかかったりしていました。
そこから、個人所有の小さいタイプの農薬散布用ヘリが開発されました。
免許が必要ですが、一斉散布とは違いある程度は自分の裁量で農薬散布が出来る様になりました。
しかしながら、小型とはいえ最低500万円はかかるので、
金額面で大きな負担となります。
農業用ドローンの登場
※出典 ウィキペディア
201年頃より、マルチコプター型のドローンが多くでるようになりました。
安価で空撮も出来るという事で、数多くの機体が出てきて、
さらに技術の発達も進みGPS制御による自動運転も可能となりました。
農業分野でもその技術は生かされ始めています。
農業用ドローンには、いくつかの特徴があります。
・今は免許が必要ない
法改正が進み、2022年頃を目安に、免許制度が導入される予定です。
現在はまだ免許は必要ないですが、様々な講習会が開催されています。
面倒なのが、殆どの農業用ドローンは、農業水産航空協会という所の審査を受けたものとなり、その協会の機材を使用するのに講習会が必要となります。
やはりある程の知識は必要になります。
・ヘリより機体が安い
大体100万円位から農業用ドローンが購入可能です。
ヘリと比較すると金額は安くなり、また機体も小さいので、収納場所をとるスペースが小さくなります。
・人数が少なくて済む
ヘリの場合、機体も大きく監視員も必要のため、
最低でも3人以上の人手が必要です。
ドローンの場合、機体も小さいので監視員も含め2名で済むことがあります。
※監視員は必要なので、1人ではダメです!
・自分のタイミングで出来る
ヘリの場合、個人持ちは少なく大抵は業者依頼となります。
その為、自分のタイミングでは農薬散布出来ない事が多いです。
ドローンになると個人所有が増えてくるので、任意のタイミングで出来る様になります。
・農薬散布の効率が上がる
ドローンで農薬散布をすると、農作物の直ぐ上から散布する事が可能です。
風で農薬が流されるリスクが減るため、ヘリと比較し効率が上がります。
・飛行時間はバッテリーの持ち次第
ドローンに搭載出来るバッテリー容量で、飛行時間が決まります。
まだ一つのバッテリーで一時間もたない事が多いのですが、
全固体電池が採用されたら、劇的に伸びる可能性があります。
農業用ドローンはまだ技術的に伸びていき、
特に搭載容量とバッテリーの持ち時間は、これからが技術的に発達していきます。
数年後には、免許制も含め農業用ドローン市場も変わってく可能性が高いです。
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